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日誌

京都ユースフォーラム2018 開催のおしらせ

 

こんにちは。学びの森のタナカです。

 

 

さて。年に一度、学びの森が主催する「フォーラム」というイベントがあります。

 

そのチラシが、出来上がりました。

 

 

 

 

 

このチラシは、学びの森の高校生の生徒たちが作り上げたもの。

 

そして実はチラシだけでなく、今年の「フォーラム」は、フォーラム全体を、生徒たちが企画・実行しているのです。

 

 

 

 

不登校・ひきこもりの支援に携わる支援者のための学びの場であった「なんたんラウンドテーブル」を公開でおこない、より多くの方にご参加いただこうとしたのが始まりの、このフォーラム。

 

ここで、過去3度のフォーラムを振り返ってみたいと思います。

 

 

2015年春に行われた第1回のフォーラムは、「公開ラウンドテーブル」という、その始まりの由来を感じさせる名前でした。もちろん塾長をはじめとする大人たちが企画・実行。サブタイトルは、「学校へ通わない問題、学校へ通い続ける問題」

 

 

 

2015.3.12 京都新聞より

 

 

 

 

2016年春に開催した第2回は「不登校・ひきこもりを考える京都フォーラム」と、前回の「ラウンドテーブル」という言葉からより一般性の高い名前へ名を変えました。サブタイトルは「学校に通わない問題 通い続ける問題」。マイナーチェンジしましたね。

 

フォーラムの企画会議に生徒が参加し一緒に考えることはありましたが、基本的には大人が主となり開催したものでした。

 

 

 

2016.3.6 京都新聞より

 

 

 

 

2017年春開催の第3回は、「不登校・ひきこもりを考える京都フォーラム」というタイトルはそのままに、サブタイトルが「『不登校』から『多様な学び』へ」となり、「学校に通っているか否か」よりも、そこから生まれる「多様な学び」に焦点が当てられました。ちょうど開催前に教育機会確保法が施行されたこともあり、それを大きなテーマとして扱いました。

 

学びの森ハイスクールのエクステンションの一つとして毎週金曜日に開講している「思考のワークショップ」でフォーラムの方向性やチラシ案を話し合うなど、企画に生徒たちは参加していましたが、大枠を決めたのも広告文案を考えたのも、大人たちでした。

 

 

 

2017.3.6 京都新聞より

 

 

 

 

以上が、過去3回のフォーラムの概要でした。ここで、今年のフォーラムの話に戻したいと思います。

 

 

今年のフォーラムは、すべて学びの森の生徒たちによって企画・実行が行われている、と述べました。

 

 

チラシをご覧になったら一目で分かるように、今年のフォーラムの名前は

 

京都ユースフォーラム2018

 

サブタイトルは

 

私の学び、みんなの学び

 

らしいのですが、この名称もすべて、生徒たちが決めました。

 

 

「不登校・ひきこもりの支援に携わる支援者のための学びの場」が出発点だったフォーラムから、支援の対象となるはずの生徒たちの手によって、なんと「不登校」の文字が外されたのです。

 

 

このフォーラムでどんなことがしたいか?どんな人に参加してほしいか?ということを考えたところ、私たちが考えたいテーマはもう「不登校」かどうかなんて関係ないのでは?という結論に至った生徒たち。

 

彼らが今回のフォーラムでやりたいことはこのチラシに凝縮されていると思うので、それをそのまま載せちゃいたいと思います。(もちろん、この文面もすべて生徒たちが案を持ち寄り、話し合って決めたものです)

 

 

 

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京都ユースフォーラム2018

 

私の学び、みんなの学び

 

~人は何を学んでいるのか、何のために学ぶのか?~

 

生まれ育った環境、経験してきたこと、学んできたことは一人ひとり違います。だからこそ、私たちは立場の違いに左右されずに「私の学び、みんなの学び」を話し合いたいです。全体で一つの結論を出すのではなく、それぞれの考えを知ることに意味があると考えます。そこで、このフォーラムでは、どの意見が正しいのかを追求する場ではなく、交流する場にしたいと思います。

 

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そう、彼らは、どんな学びを体験してきたのか、どんなことを学びたいのか、何のために学ぶと考えているか…といった、「参加者それぞれの『学び』やそれについての考えを知り、共有したい」と考えているようです。

 

 

 

この話し合いの場を何度か見に行き彼らの議論の様子を目撃していたのですが、本当に真剣で、本気で、熱く、かつそこにはそれぞれの意見への尊重とそれに基づく対話が存在し、いち学びの森スタッフとして、いや、いち大人としても、心からすごい、と思い、圧倒されました。

 

 

個人的に、スタッフの大人として願うことは、もうあとは人が来てくれはることだけやなぁと思います。

 

これをご覧になったみなさんご自身にご参加いただくのはもちろん、「❝ユース❞フォーラム」なので、周りの大学生や高校生たちに「こんなんやるらしいで」と声をかけてみていただけたら、嬉しいです。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

なお、フォーラムの参加には申し込みをいただいております。

 

「現役高校生たちと『学ぶ』って何やと考えてみたい」「学びの森に興味がある、どんな生徒たちがいるのか会ってみたい」「自分のこれまで学んできたことをもう一度見つめ直したい」「何のために学ぶのか、考えてみたい」などなど。

 

興味がある方は、komaki@manabinomori.co.jpまでメールにて、あるいは下記ファイルを印刷のうえ0771-29-5805までFAXにて、お気軽にお申し込みくださいませ。

 

 

ご参加、お待ちいたしております!