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日誌

2019年度、学びの森の卒業式

 

ご無沙汰しております、学びの森のキノシタです。

 

 

先日、2019年度の学びの森の卒業式が挙行されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

感染症の影響で多くの学校は休校となっていましたが、学びの森では学校との環境の違いから休校措置はとっていなかったので、対策を講じつつ普段通り学習を進めていました。

 

 

卒業式も予定通り、今年度の最終日、3月24日に行いました。

 

 

塾長からの言葉にいつも出てくるのは、この卒業式は生徒たちだけでなく親御さんの卒業式でもあるということです。

 

 

今回の卒業式では、改めてそのことを考えさせられました。

 

 

もちろん、生徒たちの成長も素晴らしいものがありました。

 

 

 

 

 

学びの森にやってくる前は、人とコミュニケーションを取るのが苦手で、いつもだんまりだった自分。

 

 

学びの森はただ勉強をするところで、楽しいことはひとつもなかった。

 

 

でもここに来てみんなが話しかけてくれたから、人と話すことが楽しいと思えるようになった。

 

 

まだまだ人と関わることは苦手だけど、これからも挑戦し続けたい。

 

 

送辞でこんな風に語ってくれた在校生。

 

 

 

 

 

 

学びの森にきてからも、他の生徒と馴染めず、なかなか通うことができなかった。

 

 

受験勉強も、思い通りにいったわけではなかった。

 

 

でもみんなとゲームをしたり、共通の話題で盛り上がったりしたことや、周りの大人が支えてくれたことで、なんとか乗り越えることができた。

 

 

これからも色んなことがあるけど、なんとか乗り越えていきたい。

 

 

私は今まで、自分の中にある「当たり前」によって苦しんできた。

 

 

なんで陰口を言うの?直接言えばいいのに…。なんで意地悪されたらやりかえすの?それって「当たり前」なの…?

 

 

たくさんの「当たり前」で、人と関わることがしんどくなった。

 

 

でも学びの森にきて、その「当たり前」は新しい自分に気づき、自分が幸せになるために必要なことだと気づいた。

 

 

だから私は自分の「当たり前」を捨てるのではなく、それと向き合っていきたい。

 

 

答辞でこんな風に語ってくれた卒業生。

 

 

 

 

彼、彼女たちのような、10代の若者の変容はこちらの予想をはるかに超えています。

 

 

だからこそ、そばで見ているこちらも変容するんだと思います。

 

 

いつもたくさんの刺激をくれてありがとう。そんな気持ちになりました。

 

 

 

 

そして、謝恩会で語られた親御さんの言葉。

 

 

もう未来はないかもしれない…。そう思うほどのどん底から、少しずつ変わっていく息子を見て、自分たちも変わっていった。

 

 

こんな風に育てた自分たちが悪かったのかな…。自分を責めて苦しんだ日々を、少しずつ変わっていく娘を見て、赦すことができた。

 

 

こうした言葉には、親御さん自身、いや、家族みんなの変容の物語があります。

 

 

 

 

「不登校」はこうした家族の大切な物語をつくるひとつのきっかけにもなるんだと思います。

 

 

ここを出て、新しい世界に羽ばたいていく皆様、心よりお祝い申し上げます。

 

 

ご卒業おめでとうございます。

 

 

 

 

 

さて、新年度は明日4/2(木)10:20~です!

新しい取り組みが盛沢山なので、最初の授業はオリエンテーションをします!

みんな時間間違ったらアカンでー!(昨年度めちゃくちゃ遅刻した)