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日誌

時間割を決めよう!

どうもこんばんは、学びの森のキノシタです。

 

 

 

昨日は新しくやってきたヘゴシダのことをお伝えしましたが、今日は今年度最初のオリエンテーションの様子をお伝えしたいと思います。

 

 

 

1コマ目は、昨年度との変更点について、「どのように変わるのか」と「なぜそうしたいか」を生徒たちに説明しました。

 

 

 

 

 

 

今年度の最も大きな変更点は、ズバリ「時間割を生徒自身が考える」ところです。

 

 

 

今までは丁寧に生徒のニーズを聞きながらも、最後はスタッフが時間割を決めていました。

 

 

 

しかしこれからは、今まで以上に自主的に学んでもらうためにも、時間割を自分たちで決めてほしいと思ったんです。

 

 

 

学校のように<誰かが決めた時間割>で<学ばされている>のではなく、<自分が決めた時間割>で<学んでいる>という感覚を持つ。

 

 

 

その感覚を持つことができれば、学びの森での生活も楽しくなると思います。

 

 

 

そこで、「ゼミ」と「振り返り」の時間を固定して、それ以外の空いたコマを自分たちで考えてもらうことにしました。

※もちろん「ゼミ」に参加するかどうかも含めて

 

 

 

 

 

 

でも、そんなんホンマに生徒だけで決めれるの?高校生はまだしも、中学生や小学生は…。

 

 

 

好きなことばっかりの時間割になって、全く勉強しなくならないか心配…。

 

 

 

そんな声も聞こえてくるかと思います。実際僕も不安でした。

 

 

 

なぜなら自分で時間割を決めるということは、それ以前に自分のやりたいことや、やらなければならないことを知っておく必要があるからです。

 

 

 

これは正直大人でも難しいことだと思います。僕もできてないかもしれません。

 

 

 

なので、自分のやりたいこと、やらなければならないことってどう考えてる?

 

 

 

そんな問いを投げて、一人ひとりと話し合うことから始めました。

 

 

 

 

 

話を聞いていると、みんなしっかり自分の考えを持っていることに驚きました。

 

 

 

 

・中学3年生になって、受験もあるし英検・漢検・数検の3級取りたいと思ってます。

 

 

・英語で今勉強してるところがあんまりわかってない気がするから、英語の時間を増やしたいと思ってました。

 

 

・算数とパズルが大好きだから、それにたくさん時間を使いたい。

 

 

・ゼミは去年参加してとても面白かったから、それには絶対参加したい。でも教科の勉強のバランスも取らないと…。

 

 

・今までは勉強ばっかりで、じっくり本を読む時間がなかったから、読書の時間を取りたい。

 

 

・将来ゲームを作ったりする仕事に就きたいから、プログラミングを勉強したい。あ、でもそのために英語と数学も必要。

 

 

・国語で漢字の勉強をしてたけど、教材が自分には合ってないと思うから、別の教材を使って勉強する時間をつくりたい。

 

 

 

 

こんな風に自分の今考えていることを語ってくれることが僕には新鮮でした。

 

 

 

普段割と淡々と学習をしている生徒も、たくさんのことを考えていたことがわかりました。

 

 

 

それらがいざ時間割を考えることになって、ブワーッと溢れ出てきたような感じなのかもしれません。

 

 

 

生徒と話しながら、改めて生徒が考えていること、感じていることに耳を傾けることの大事さを学びました。

 

 

 

 

 

そんなやり取りがあって完成した時間割がコチラです。

 

 

 

 

 

 

「十人十色」とはよく言ったもので、これを見ていると生徒の顔が一人ひとり浮かんでくるのが不思議です。

 

 

 

一人ひとり本当の意味でオリジナルな時間割が完成しました。

 

 

 

これに沿って学習を進めて、また「振り返り」の時間で点検・修正していく予定です。

 

 

 

<自分で決めた時間割>で<学んでいる>姿はどんなものなのでしょうか?

 

 

 

次回以降は、その様子や、「ゼミ」・「振り返り」といったコマがどういうものになっているのかをお伝えできればと思います。

 

 

 

ではまた~