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日誌

自分の言葉で

おはようございます、学びの森のキノシタです。

 

 

 

 

いきなりですが、スマホの画面に出ている「電池残量」と「Wi-Fiの感度」ってありますよね?

 

 

 

 

あれが自分の右上に出ているとしたら、今の皆さんの状態はそれぞれどんな感じでしょうか?

 

 

 

 

僕は今「電池残量:80%」で「Wi-Fiの感度:MAX」って感じです。

 

 

 

 

その理由は、昨日割かし早く寝つけて、朝早く起きたので、散歩をして、布団を干し、きゅうりとわかめの酢の物を作り、コーヒーを飲んで

 

 

 

 

駅からの道を歩きながら出社し、道端に咲いていたつつじの匂いに癒され、さぁ今日も楽しいことが始まりそうだな!なんて今現在ブログを書きながら思っているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでこんな話をしているかというと、最近オンラインで配信されている、知り合いの方の大学の講義を聞いたからなんです。

 

 

 

 

その人曰く、対人援助職に就く人にとって大事なことは

 

 

・自分を注意深く観察すること

 

・他者を「上手く」感じること

 

・「機嫌よく」やること

 

 

と言っていました。

 

 

 

 

さっきの「電池残量」と「Wi-Fiの感度」は、この3つを成立させる条件に当てはまると思います。

 

 

 

 

対人援助職に就かなくても、日常生活で他者と関わる際に、頭の片隅に置いておくといいことなのかな、とも思います。

 

 

 

 

新型コロナウィルスの影響で、僕自身知らず知らずのうちに余裕がなくなっていたな、と最近気が付く出来事がありました。

 

 

 

 

目の前の状況を何とか乗り越えようとするあまり、自分の「電池残量」と「Wi-Fiの感度」に目が向いていなかったのかもしれません。

 

 

 

 

自分のエネルギーがどれくらいあって、自分の興味・関心や他者に向けるアンテナがどれくらい機能してて、

 

 

 

 

そのアンテナは何由来のもの(楽しい?イライラ?不安?など)なのかを、じっくり考えることの必要性を改めて感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回のブログでは<振り返り>の新しい試みをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

ちょうど前回のブログの最後に書いた「なんか面白そうなこと」がそれです。

 

 

 

 

今年度から<振り返り>は、スタッフが生徒とじっくり話し合う形式をとってきました。

 

 

 

 

こちらが質問して、生徒がそれに応える口頭でのやりとりです。

 

 

 

それはそれで、色んな話が聞けてよかったのですが、こちらが生徒の発言を誘導してしまっている危うさもあるような気がしていました。

 

※詳しくはコチラをご覧ください→ブログ:初「振り返り」の時間

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで今回は、3人の生徒に

 

 

・今までのゼミの内容で、一番印象に残ったのは何ですか?また、それはなぜですか?

 

・それに対して、自分の感じたことや考えたことは何ですか?

 

 

という質問を投げて、自分で文章を書いてもらうことにしました。

 

 

 

 

はじめは難色を示していましたが、放っておくとカリカリ書き始めてくれました。

 

 

 

 

書いては消し、書いては消し、の繰り返し。

 

 

 

 

自分の中にある表現したいという気持ちと、それを言葉にする力を振り絞っているようでした。

 

 

 

 

 

 

 

数十分後に見にいくと、これです。

 

 

 

め、めっちゃ書いてるーーーーー!?!?

 

 

 

 

恐る恐る読んでみると、口頭のやりとりでは汲み取れていなかった彼、彼女らのエネルギーがばんばん伝わってきました。

 

 

 

 

その人が書いた文字の感じ、文章の構成から、どうしたら読み手に伝わるかを考えた思考のプロセスが見えました。

 

 

 

 

振り返って自分で文章を書くって、ものすごいエネルギーのいることだと思います。

 

 

 

 

そのエネルギーと、それをカタチにする力を生徒が持っているんだとわかったことで、もっともっと書いてほしいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、3人の文章には、「議論することの面白さを学んだ」ということが共通して書いてありました。

 

 

 

 

自分の考えだけでは問題の解決は難しい。だからこそ他者の存在は必要。

 

 

 

 

ゼミを通して、そんな風に感じていることも知ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の言葉で書いてもらう取り組み、今後も続けてみたいと思います。

 

 

 

 

では、また~