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日誌

教養講座(芸術)ハイライト

どうも、学びの森のキノシタです。

 

 

 

 

今回のブログでは、これまで(第4回目~第7回目)の<教養講座(芸術)>の様子をハイライトでお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

本当は一つひとつ丁寧にお届けしたかったのですが、あれよあれよと言う間にこんな時期になってしまい、時間がなくなってしまいました。

 

 

 

 

申し訳ございません・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気を取り直していきまーす!では、第4回目から!

 

 

 

 

初回はみんなで「六甲ミーツ・アート2020 芸術散歩」に行った振り返りをしました。

 

 

 

 

一つひとつの作品いついて、参加した生徒がどんな印象を持ったか、丁寧に共有していきます。

 

 

 

 

リアルタイムで感じたこと、ふり返ってみて感じることなどを話し合いました。

 

 

 

 

その場に参加していなかった生徒も興味を持って聞いていたので、心の中で「来たら良かったのに!」と思いながら見ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第5回目は、自分の作りたいものを探るための準備をしました。

 

 

 

 

「自分の作りたいもの」って何?

 

 

 

 

そう聞かれたら、これだぁ!(ドーーン!)って答えられる人のほうが少ないんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

そこで綿引さんは、”作りたいもの”が何か?というよりもまず、”自分”が何か?を表してみよう、とみんなに投げかけました。

 

 

 

 

 

 

ことば、文字、絵、図、記号、なんでもないもの・・・

 

 

 

 

みんな頭を悩ませながら、1枚の画用紙の上に”自分”を表現していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこれで完璧!という表情の子もいれば、全然思いつかない…という表情の子もいましたが、とりあえず完成。

 

 

 

 

見せあったりはしませんでしたが、それぞれのアンテナが”自分”という内側へ向いたのは確かでした。

 

 

 

 

そこで綿引さんが次に用意した課題がコチラ!

 

 

 

 

ひぇっ…。

 

 

 

 

画面の向こうから悲鳴が聞こえてきそうですが、これは綿引さんが最近大真面目に作っている「オジサン」のモチーフです。

 

 

 

 

綿引さんから出された課題は、”自分”を表すモチーフを粘土で作ること。

 

 

 

 

さきほどの作業でぼんやりと輪郭ができてきた”自分”を、さらに具体的なカタチにしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

大きなものをつくる子、小さなものを作つくる子、大雑把につくる子、緻密につくる子。

 

 

 

 

出来上がったモチーフもそうですが、それを作っている過程も含めて”自分”なんだろうなと思いました。

 

 

 

 

写真の中に僕がつくったものも載せているので、キノシタっぽいやつを探してみてください。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

続く第6回目も、手を動かすことが多い回でした。

 

 

 

 

何をつくっているかというと、「色砂(いろすな)」です。

 

 

 

 

綿引さんのアトリエでも、子どもたちと一緒につくったことがあるそうです。

 

 

 

 

「色砂」はその名の通り、色のついた砂なんですが、綿引さんが出した課題は

 

 

 

 

自分だけの色の砂をつくってください

 

 

 

 

というものでした。

 

 

 

 

絵の具をそのまま使うのではなく、自分が「これだ!」と思う色を調合し、砂と混ぜていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな色にしよう!と思っていざ絵の具を混ぜても、思い通りにならないところが面白いポイント。

 

 

 

 

うげぇ!気持ち悪い色になったー!!

 

 

 

 

いい感じやったのに最悪やー…。

 

 

 

 

そんな声があちこちから聞こえてきました。

 

 

 

 

でもそうやって色を調合していくうちに、それぞれの中で「あ、この色いいな!」と感じる色に出会うときがあります。

 

 

 

 

その瞬間の胸の高ぶりは相当なもので、目を輝かせている生徒も多く見られました。

 

 

 

 

中でも印象的だったのは、入会して間もないある生徒が、楽しそうに自分の世界に浸りながら色砂をどんどんつくっている姿でした。

 

 

 

 

もしかしたら彼女は、自分のペースで、誰からも否定されず、好きなものを創造できる喜びを感じていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色砂を乾燥させている間に、次の課題が出されました。

 

 

 

 

それは、つくった色砂の「名前をつける」こと。

 

 

 

 

もうすでにある色の名前を使うのはダメ、という制約もついていました。

 

 

 

 

余談かもしれませんが、「名付け」ってそのものを一段と特別なものにするような感覚ってないですか?

 

 

 

 

僕は小さい頃、ゲームの主人公の名前を考えるのに2、3日かかってしまうぐらい「名付け」にはこだわりを持っていましたし、今でもそんなところがあります。

 

 

 

 

生徒の中には、「はい、これ○○」と直感でどんどん名付けていく子もいれば、僕のようにじっくりじっくり考える子もいました。

 

 

 

 

かくして「自分だけの色で、自分が名付けた砂」は完成しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして第7回目。

 

 

 

 

この日は学びの森を飛び出して、綿引さんのアトリエに行くことにしました。

 

 

 

 

綿引さんのアトリエは、古い日本家屋を改装してつくられています。

 

 

 

大黒柱に使用されている木材は、なんと100年くらい前のものだそうです。

 

 

 

 

そういった家屋の歴史も感じつつ、講座はスタートしました。

 

 

 

 

今回の課題は、第5回目につくった”自分”を表すモチーフに釉薬を塗ることでした。

 

 

 

釉薬はガラスなので、焼き上がるまでどんな色になるかわかりません。

 

 

 

 

みんなおそるおそる、こんな色になったらいいなーという感じで塗っていました。

 

 

 

 

焼き上がりが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釉薬を塗り終え、次なる課題へ…。

 

 

 

 

その課題とは、マッチ1本で火を起こす!!というもの。

 

 

 

 

大人は口出しを禁じられ、2チームに別れた生徒たちだけで火を起こします。

 

 

 

 

最初はそれぞれが思い思いのやり方で火を起こそうとしていて、どうなることやら…と思っていたのですが、

 

 

 

 

火がつきそうなもの、つきそうにないものが共有されていくと、どうやったら火がつくのか話し合うようになっていきました。

 

 

 

 

面白かったのは、その話し合いの中で積極的に発言している子も、そうでない子も、同じ「火を起こす」という目的に向かって行動していたことでした。

 

 

 

 

その行動が、他の人から「ありがとう」と感謝されたり、「すごいね」と褒められたりすることって、やっぱり気持ちが良いことなんだと思います。

 

 

 

 

それぞれの生徒が、少しずつ貢献しあった結果・・・

 

 

 

火が付きました!!!

 

 

 

 

生徒たちも達成感に満ちた表情をしていて、いい雰囲気だったと思います。

 

 

 

 

自分たちで起こした火を使って、最後にマシュマロとカステラを焼いて食べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここまでが第4回目~第7回目までの<教養講座(芸術)>ハイライトです!

 

 

 

 

綿引さんがどんな意図で毎回生徒たちと関わっているのか、その意味は何なのか?

 

 

 

 

振り返りながらこのブログを書いていて、考えさせられました。

 

 

 

 

次回以降はもっと丁寧に、その場の状況をお伝えできればと思います。

 

 

 

 

では、また~