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日誌

問いを深める~中高生ゼミ~

どうも、学びの森のキノシタです。

 

 

 

 

今日は<中高生ゼミ>がありました。

 

 

 

 

このゼミはその名の通り、中学生と高校生が参加するゼミです。

 

 

 

 

現在このゼミでは、研究レポートの作成に取り組んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究テーマは参加者一人ひとりが設定します。

 

 

 

 

今日みんなの前で発表をしてくれたのは中学2年生のAくん。

 

 

 

 

彼は「フェイクニュースやデマがなぜ流れ続けるのか?」という問いを設定し、レポートを作成しようとしています。

 

 

 

 

その問いをさらに深めるために、ゼミではTwitter社がトランプ大統領のアカウントを凍結したという記事を取り上げ、

 

 

 

 

そこからどんな問いと仮説が考えられるか、みんなで話し合いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者からは

 

 

・民間企業がトランプ大統領のような権力者を規制した事実をどう捉えるか

 

 

・民間企業がどこまで個人を規制すべき/していいのか?

 

 

・マスメディアへの不信感が高まる中、こうした出来事は止めることができないのではないか?

 

 

・巨大な影響力に対して自覚を持つにはどうすればよいか?

 

 

など、様々な意見が出てきました。

 

 

 

 

そして最大の論点となったのは

 

 

・この問題の克服方法とその条件は?

 

 

というもの。

 

 

 

 

この問いをめぐっては、参加者の中でも意見が分かれました。

 

 

 

A:巨大な影響力を持つ権力者の発言は規制が必要、場合によっては法の整備も考えなければならない

 

 

B:それぞれの意思による選択に任せる

 

 

C:今は動向を見守るしかないだろうということで、現状維持

 

 

 

 

 

また、それぞれの意見に対する批判もあげられました。

 

 

 

Aが行き過ぎると、表現の自由や思想の自由まで奪われるのではないか

 

 

Bは結局「相対主義」で、その中で大多数の意見が力を持つと、少数者が排除される危険もあるのではないか

 

 

Cは結局問題に蓋をするだけで何も解決になっていないんじゃないか

 

 

 

結局、何かひとつの答えが出たわけではありませんが、活発な意見交換の場になったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランプ大統領の事例から、さきほど紹介した議論を経て浮かび上がってきたのは

 

 

 

 

①テクストを含めたあらゆる「記号」には、必ず「解釈」がセットになる。

 

 

②その「解釈」が、たとえとんでもない嘘であっても、そう解釈した人には真実になる。

 

 

③問題の克服方法と条件については、まだこれといって有効なものは考えられていない。

 

 

 

 

というものだと思います。

 

 

 

 

それらを踏まえて、改めてAくんの最初の問い「フェイクニュースやデマがなぜ流れ続けるのか?」についてみんなで話し合いました。

 

 

 

 

 

すると、お金や権力との関係、現代社会に現れている不安・恐怖・危機感、その中で生きる個人の欲求・・・

 

 

 

 

 

など、問題の切り口が広がり、問いの立て方にも幅が出てきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<中高生ゼミ>では、こうした議論を繰り返しながら、自分の中の問いを深めていきます。

 

 

 

 

Aくんが最終的にどんな問いを設定し、それについてレポートを書くのかはまだわかりませんが、

 

 

 

 

こうしたトレーニングを今の時期から積むことで、きっと見える世界は変わってくるんだろうと思います。

 

 

 

 

今後が楽しみですね。

 

 

 

 

では、また~