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日誌

身体を動かしてみる

どうも、学びの森のキノシタです。

 

 

 

 

今日も暑かったですねー…。

 

 

 

 

最近は暑いので、運動の時間に生徒たちと水鉄砲や水風船で遊んでいます。

 

 

 

 

小学生たちは容赦なく攻撃してくるわ、思いもよらない生徒から一撃を食らうわで、今日もびっちゃびちゃになりました。

 

 

 

 

誰か僕を子どもたちの魔の手から救ってください。

 

 

 

 

でもまぁ楽しいし、いっか。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんなこともありながら、ここ数週間を振り返ると、みんな結構「身体を動かすモード」になっているような気がしました。

 

 

 

 

そこに6月からの目玉企画、<教養講座(身体)>が絡んでくるから面白いですね~。

 

 

 

 

演劇や身体表現を主な活動としているアーティスト、柳雄斗(やなぎ ゆうと)さんに依頼して、

 

 

 

 

全9回の連続講座を持ってもらおう、というこの<教養講座(身体)>。

 

 

 

 

今回のブログでは、その初回がどんな感じだったかをお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柳さんは、昨年の12月頃からちょいちょい学びの森に遊びに来てくれるようになったアーティストの方です。

 

 

 

 

”いかにも”な風体で登場し、生徒や僕の興味を鷲掴みにした柳さんが、今回は次のようなワークショップをしてくれました。

 

 

 

 

ひとつめは、「スローモーション鬼ごっこ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ふつうの速度で鬼ごっこをしていたら、急に「スローモーション!!!」という声がかけられ、ゆーっくり動かなくてはいけません。

 

 

 

 

前にも軽くやったことあるんですが、やっぱりこれ難しいです。

 

 

 

 

自分の身体がゆっくり動いているところなんて見たことないし、あえてゆっくり動かしたことがないので、動かし方がわかりません。

 

 

 

 

そこに「鬼ごっこ」という【追いかけなきゃ!⇔逃げなきゃ】の要素が加わると、ゆっくりしたくない自分とご対面。

 

 

 

 

そんな風に新しい自分に出会うことはもちろん、鬼やその他のプレイヤーとどんな動きをするかのかけ引きも新鮮でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふたつめは、「テンション0~6」

 

 

 

 

 

 

テンション0:寝ている状態。意識無し。

 

テンション1:起きたけど、まどろんでいる状態。意識はぼんやーーーり有る。

 

テンション2:動き始めたけど、意識は自分にだけ向いている状態。周りは背景。

 

テンション3:スタンダードな自分の状態。意識は他者にも向いていて、関わりが生まれる。

 

テンション4:何かを意識的に伝えたり、真剣に取り組もうという状態。エネルギーがいる。

 

テンション5:興奮状態。感情が激しく動いている。

 

テンション6:興奮しすぎて、やっちゃいけないこともできちゃう状態。動いているというより、動いちゃってる。

 

 

 

 

これらのテンションを使い分けて、身体を動かしてみるというものでした。

 

 

 

 

これ見ている側はめっちゃ面白かったです。

 

 

 

 

小学3年生から高校3年生(ミドルエイジまで?!)が集まったこの場では、

 

 

 

 

個人個人の違いとともに、年齢による違いがモロに出ていました。

 

 

 

 

小学生はとにかくテンションが高い…。自分のテンションに無自覚なのか、ギアがすぐに入れ替わるのか、とにかく波が激しい。

 

 

 

 

中高生になると、その波が落ち着いているというか、同質的になっていて、

 

 

 

 

もっと年齢が上がると、あまり波が変化していない感じがしました。

 

 

 

 

あとは、「テンションが高い状態」をどう表現していいか、みんなそこで困っている感じがしました。

 

 

 

 

テンションが高くなるのは、何も「楽しい」という感情のときだけでなく、「怒り」や「悲しみ」、「恐怖」といった感情でも起こりえます。

 

 

 

 

それにまず気が付かなかったし、ましてそれを表現するのはもっと難しいことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は「ゾンビ感染ゲーム」

 

 

 

 

これは今までの内容をミックスして、さらに「ゾンビを演じる」という要素を盛り込んだものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

今までさんざん身体を動かしてきたからか、みんなゾンビ役にスッと入れてる感じがしました。

 

 

 

 

何か構えて身体を動かすのではなく、身体を動かしてみたらなんか面白くなってきて動いちゃった!的なことなんでしょうか?

 

 

 

 

普段あまりおしゃべりではない子や、恥ずかしがりな子も、次々ゾンビと化していきました。

 

 

 

 

最後のほうはプレイヤー全員がゾンビになり、バイオハザードさながらの世界。

 

 

 

 

部屋の電気を暗くしていたこともあり、その空間に迫力満点のゾンビワールドが広がっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒たちに感想を聞いてみると、みんな講座の間に、今までしたことのない身体への意識の向け方をしていたんだと思いました。

 

 

 

 

これからこの講座を通して、少しずつそういった経験を積み重ねていったら、どんなことが起きるのか楽しみです。

 

 

 

 

最後に僕の感想を少しだけ。

 

 

 

 

今回改めて「身体」や「身体表現」をテーマにしてみて、「言葉」だけでは表現しきれない部分がたくさんあるんだと思いました。

 

 

 

 

こうしてブログを書いたり、生徒と話したり「言葉」を介したコミュニケーションや表現をしているけど、

 

 

 

 

それがどこまで伝わっているか/キャッチできているかは、相当「?」な部分が多いと思います。

 

 

 

 

だから、この講座を通して「表現」の幅、またその「表現」をキャッチする幅を広げられたらいいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とかなんとか言いつつ、「言葉」で長々と書いてしまいました…。笑

 

 

 

 

次はどんな講座になるのかなー?今から楽しみです!

 

 

 

 

では、また~