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子どもたちの変容

自分は「識字障害」

NO.025

問題児

中学校の担任の先生から告げられたのは、彼がいかに学校で問題だったかということでした…。私たちは京都府の認定フリースクールということもあり、新入生がやってくるとその在籍校に直接伺い、情報共有をおこなうとともに今後の連携のあり方を協議します。その席で聞いたのが、とても大変だった彼の様子でした。

自分は「識字障害」

しかし中3の年度末に学びの森へとやってきた彼は、担任の先生の話とはずいぶんかけ離れていました。ただ学習に対しては課題が多く、特に読み書きに対して強い苦手意識があり、自分は「識字障害」だという認識を持っていました。実際、漢字は小学校低学年程度、英語にいたってはほとんどわかっていないという状況でした。

仲間との議論を通して

読み書きは苦手でしたが、ゼミに参加して仲間と議論をすることは好きでした。その中で、自分の意見を相手に伝えるために、読み書きの経験を積むことの必要性を知りました。もともと自分の興味のあることに対しては熱心に取り組むタイプだったこともあり、読み書きが苦手だという自分の特性に対しても前向きに捉えられるようになっていきました。

ゼミの仲間たちと

仲間と議論をすることの楽しさに目覚めた彼は、もっといろんな人たちと議論を交わしたいという気持ちに駆られていきます。そして、ゼミの仲間たちと一緒に、一般の方を対象に「学び」について考えるフォーラムを企画し、実現させたのです。

大学進学へ

この経験は彼に大きな自信を与えました。高3になったとき、彼は大学進学を決意します。自分がこれまで経験してきたことの強みを活かして、AO入試で社会学部の進学を目指し、見事実現してみせました。学びの森にきて初めて学ぶ楽しさを知り、大学進学を目指そうと思った、と後になって振り返っていました

性別 : 男(京都市)

在籍年齢 : 中3~高3