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子どもたちの変容

中高一貫校の落とし穴

NO.026

人間関係

地元の公立小学校に通っていたときから、人間関係に悩んでいた彼女は、中高一貫校に進学することを選択しました。しかし、そこでも人間関係のもつれによって傷つき、学校に行くことができなくなっていきました。

中高一貫校の限界

中高一貫校の場合、一旦そこから離脱してしまうと、なかなか元の状態へ戻るのが難しいといった状況があります。ほとんどの中高一貫校は、たいてい大学受験に向けた先進的で特徴的な教育を実現しようとしています。その目標の実現を第一に考えたシステムや雰囲気があるので、ドロップアウトしたり不登校になった生徒をフォローする体制がなかなかとりにくい、といった状況があるようです。

出会い

不登校になった彼女は、一貫校をやめて地元の中学に転校することを考えました。しかし、もともとその中学校へ行くのが嫌で一貫校を受験したわけですから、そこへ戻ることはできませんでした。そして両親に紹介され、学びの森へと足を運ぶことになっていったのです。

安心・安全な環境

体験期間中も、彼女は学びの森という新しい環境に対する不安から、なかなかその一歩を踏み出せずにいました。安心・安全な環境、それが彼女に必要なすべてでした。スタッフや他の生徒たちと良好な関係を築き、伸び伸びと学ぶことができる環境をどう整えるのかが彼女に対する基本的なアプローチでした。そして彼女は徐々に本来の笑顔を取り戻し、学びの森でますます力をつけていきました。

自分で選択した道へ

学びの森の仲間と地域のお祭りで出店したり、大学生とのプレゼン対決や校外学習に参加するなど、人間関係の広がりも見られるようになりました。学びの森にやってきて1年余りが経ったころ、彼女はもう一度自分の進路を考えるようになります。彼女が出した結論は、在籍していた中高一貫校ではなく、地元の公立中学校へ3年生から復学する、というものでした。復学後も全てが順調ではないようでしたが、たまに学びの森にやってくる彼女の話を聞いていると、ここでの経験を経て、それを乗り越えていくだけの力がついたようでした。

性別 : 女(南丹市)

在籍年齢 : 中1~中2